治療理念
歯科治療は、テクノロジー(科学技術)、バイオロジー(生物学)、そして歯科医の知識とスキルが最高の状態で組み合わさり成功に導かれていきます。ですから、私はいつもワクワクしながら治療を行っています。このエキサイティングな時代を私たち歯科医全体で維持していけるように頑張らなくてはならないし、そのためにも医師は患者様に対して正直であるべきです。私が求めているもの、それは合併症などの感染に対するコントロールを徹底し、治療した歯を長持ちさせ、患者様の生活の質(QOL)を高めることです。それが、患者様に対する医師としての責任なのです。
当院の6つの特長
「日々技術の研鑽に努める」欧米の進歩的な歯科治療に精通
歯科治療には確かな知識と技術を要しますが、さらに求められるのが日々進歩する歯科医療を学ぶ向上心です。欧米諸国では人々のオーラルケアに対する意識が高く、さらなる技術向上の研究が進められています。こうした研究のベースにあるのがEvidenced Based Dentistry(EBD)、またはEvidence Based Medicine(EBM)という考え方です。これは、「実証的かつ実用的な科学的根拠が得られた治療方法を、医師の経験・技量、設備・時間などの制限、患者さまの意思・事情に配慮して治療を進める」という行動の指針を示しています。
当院理事長・加藤 大幸は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校歯学部の研修で、こうした治療方針を基礎としたハイレベルな歯科治療を習得しました。現在も、欧米における論文や新しい治療などについて情報をキャッチし、研究を重ねています。また、単に歯科医師の技術だけをもって治療をするのではなく、さまざまな環境要因をトータルで捉えながら治療を進めます。
「先端的な技術を導入」精度を高めた根管治療
重度の虫歯でも歯を抜かずに残す根管治療は、歯科医療のなかでもとくに難易度の高い治療になります。これまでの根管治療は医師の経験や勘に左右されることが多く、再現性に乏しい治療となっていました。
当院では、精度が高く再治療の必要がない根管治療を実現するために、米国式の根管治療を導入しています。汚れを徹底的に除去するためにチタン製の回転器具を使い、先端的な装置であるマイクロスコープで細部まで確認しながら感染した組織を取り除きます。
さらに、再発を防ぐためにCTを使い詳しく診査するほか、ラバーダム防湿なども丁寧に行います。
また、薬剤にもこだわり、環境ホルモンや発がん性の恐れがあるFC(ホルムクレゾール)など、ホルマリン系の薬剤は一切使用しません。根管の内部を充填する際にも、アレルギー反応のおそれがあるユージノール系やヨード系などのものは使用せず、歯周組織を再生誘導するMTA剤を使います。お体にやさしい、安全性を第一に考えた治療を実施します。
「難症例にも対応」豊富なインプラントによる治療実績
インプラント治療を考えている患者さまにとって、歯科医院選びは大変苦労されると思います。それは、歯科医院の経験や技術が外からは見えないからではないでしょうか。当院はこれまでに4,000名以上のインプラント治療を行い、10,000本以上の臨床経験がある理事長が治療を一貫して担当します。他院で「骨が少ないためインプラント治療を受けられない」と言われた方や、「なるべく歯を残したい」という患者さまにも、ご希望をかなえられる治療方法をご提案し、しっかり話し合ったうえで治療を進めてまいります。
また、当院ではインプラントに関しては、信頼性の高いnobelbiocare ブローネンマルクインプラント、AstraTech アストラインプラント、straumann ITIインプラントシステムの三大インプラントメーカーを併用しています。
また、総入れ歯を4本のインプラントで支える、オールオンフォー(All-on-4)治療や、メスを使わないフラップレス手術、症例によっては、その日のうちに仮歯が入る即時負荷(イミディエートローディング)も行っています。
インプラント上部構造や人工歯などは、安心して治療していただくために、ノーベルバイオケア社、アストラテック社、ストローマン社の認定インプラント専門技工所で製作しています。
「歯科用CT、マイクロスコープなど」充実した設備と院内環境
これからの歯科診療において「三種の神器」といわれているものは、マイクロスコープ、歯科用コンビームCT、CAD/CAMなどに代表されるデジタル技術です。マイクロスコープを使った精密で専門性の高い治療は、根管治療や工作精度の高いクラウンやブリッジを製作するのに欠かせないもので、歯科用コンビームCTは、被ばく線量も低く、安全にインプラント治療や抜歯などの外科処置を行うのに重要になります。
そして、CAD/CAMは光学印象カメラにより歯を撮影し、その場で精度の高い被せものや詰め物を製作してしまう、常識を打ち破るような治療法であります。今後の治療を成功へ導く「鍵」となるのが、これらの「三種の神器」であり、最新の治療機器で細心の治療を行うことが、当医院の治療方針でもあります。
また、手術に使用する器材はすべて1週間以内に滅菌されたものを使用します。全ての器材は無菌パックされた状態で管理、保管されています。特にハイリスクな感染症予防対策には徹底しており、ウイルス性感染症の既往歴(B型肝炎、C型肝炎、A型肝炎)などの場合は専用の器材をご用意しています。
「インプラント10年・根管治療は5年保証」安心の保障とメインテナンス
「歯の治療が終了する=歯の治療が完治する」ということではありません。どんなに完璧に治療をしたとしても、歯が存在する限り疾病が起こる可能性があります。だからこそ定期的な経過観察を行い、メンテナンスをして行く必要性があります。
当院では、インプラント体(フィクスチャー)には10年保証を付与しております。ただし、半年に一回のメンテナンスを必ず受けていただくことと、喫煙者は禁煙をしていただくことを条件としています。根管治療に関しては、5年保証を付与しております。根長が10mm以上あり、歯周病になっていないことが条件になります。
メンテナンスに関しては年2回、6か月おきのメンテナンスと、術後1年のレントゲン撮影を義務付けています。1日に数百回、年に10万回以上も人は咬合しています。健康な歯でも咬耗・摩耗し、歯ぐきや骨は退縮していきます。いつまでも健康な歯でいるためには、車の車検やピアノの調律のような点検や調整が必要になってきます。
「客観的な観点からご提案」セカンドオピニオンにも対応
歯科治療を受けていて「本当にこの治療を受け続けて良いのだろうか?」と不安になる方は少なくありません。どうしてもこうした不安を拭いきれない場合、ほかの歯科医院で意見を聞くことができます。これがセカンドオピニオンです。歯科治療の方法はひとつだけではありません。歯科医師の見解や患者さまのご希望などによっては、異なる治療方法を提案することもあります。同じ治療方法をご提案されたとしても、それにより安心感を得ることができるでしょう。
理事長の加藤 大幸は大学院医学博士課程での研究をベースにすることで、公平かつ客観的に患者さまの現状を診査し、ご納得いただけるセカンドオピニオンを可能にしています。患者さまがお聞きしたいことを詳しくご説明するなどしっかり寄り添い、患者さまのご不安を解消してまいります。