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インプラントBLOG
歯の再移植(根管治療の再治療)

再移植の治療費
再移植の治療費は1本につき5万円
抜歯をせずに病巣を取除く、逆根管充填は3万円

あなたが、病気や怪我で足を切断しなくてはいけない状況になったときのことを想像してください。
ある医師は、躊躇なく切断を勧め、良くできた車椅子があることを説明してくれました。別の医者は、なるべく関節は残すよう勧め、良くできた義足を説明してくれました。また別の医者は、人工関節や最先端治療で足を切断せずに治療ができることを勧め、リハビリが必要であることを説明してくれました。
 答えは別々ですが、三人とも名医です。三人の考えはどれも間違ってはいません。それでも何かが違うような気がします。それは、あくまでも治療は医師ではなく患者様が主体であり、患者様がどんな治療を希望しているかによって、治療内容が変わってくるということです。そしてこのことは、歯科治療にも当てはめることができます。
 歯を抜かなくてはならない状況があったとします。ある歯医者は躊躇なく抜歯をして、良くできた入れ歯を入れてくれました。また別の歯医者は、何とか根を残し、良くできたクラウンやブリッジで歯を入れてくれた。そのまた別の医者は、インプラントを入れて、何でも噛めるようにしてくれた。
 三人の歯科医はそれぞれ名医です。その歯の状況や、診査診断基準などによっても違いがありますが、お互いの考え方は尊重するべきです。
 ただ、私が許せないのは、まるで医療を食い物にしているような行為が存在していることです。地方の開業医がインプラントは儲かるからと、大々的に広告を打ち、都心の一等地にインプラントセンターと銘打ってどんどん開業しています。とても使命感や哲学をもって治療しているとは思えません。私のクリニックでは、それらの医院でトラブルを抱えた患者様を多数受け入れています。それらの中には、本当にインプラントが必要であったのか疑問が残るケースが多く見られます。せっかくインプラント治療の安全性や信頼性、認知度が上がってきているのに、歯科医がこれを壊しているようでは本も子もありません。
 また、インプラントを否定している先生たちにも問題があると思います。否定派に回っている歯科医は過去にインプラント治療を失敗していたり、他の歯科医院で失敗したインプラントを取り外していたり、そうした経験則から否定派に回っているのだと思います。自身の極めて稀な経験則から物事を計るのは、科学者のはしくれとしていかがなものかと思います。もっと学術的に談義してもらいたいものです。
 さて、余談が長くなってしまいましたが、話しを先ほどの三人の歯科医の治療について戻すと、できる限り歯を残すそれでもダメな場合はインプラントをする。というコンセンサスがもっとも理にかなっていると私は思います。その際の、歯を残すという治療の選択枠の一つとして、歯の再移植があります。まだ一般的になじみがない治療法ですが、歯の再植とはどのようなものなのでしょうか。症例を例にあげて説明しましょう。

術前
一ヶ月前にある歯科医院で奥歯のむし歯治療を受けたそうです。ところが治療をするたびに痛みが増すので、そのことを伝えると「痛みをとるために神経を取りましょう」といわれて神経を取ったそうですが、さらに痛みが増してきました。ついには、その歯科医は「このままでは良くならないから、抜歯をしてインプラントにした方が良いのではないか」と進めてきました。そんな治療に不信感があり当医院に来院されました。
術中
レントゲン写真をみると根管とはまったく違うところに穴が開いていました。さらに、炎症も大きく出血もありました。この状況では、この歯が保存可能か不可能か判断できませんでしたが、一度抜歯をして根に開いた穴を塞いでから再度、抜いたところに戻してみました。歯根の表面には歯根膜靭帯という組織がありますが、その靭帯組織が60%近く生きている場合、速やかに戻せば元どおりにくっつくのです。今回の症例では、治療の成功率としてはフィフティーフィフティーでしたが、説明を聞いた患者様が強く希望したのでチャレンジしてみました。
術後
術後三ヶ月のレントゲン写真です。炎症や痛みも治まり、抜歯した歯も元どおりに生着しています。この症例のように、非常に厳しい状況でも可能性を信じて治療をしていけば、うまく行くこともありますので、歯を残すための治療法の一つとして再移植も良いと思います。しかし、生着した歯がどのように変化していくかを見るには検診をしていかなくてはなりません。稀に、移植した自分の歯に免疫機構が働いて、歯根が溶けていく場合があるためです。このように書くと不確かな治療法のように思われるかもしれませんが、ほとんどのケースで成功していますので安心してください。

今回の症例で問題なのは、最初に間違った治療をした歯科医です。さらにその間違いをインプラントによってカバーしようとしたところに、さらなる問題点があります。インプラントロジストとして、このようになんでもかんでもインプラントにすればいいと安易に考える歯科医がいることに憤りすら覚えますが、患者様には自己防衛のためにも歯科医を見分ける目を育てていただきたいと思います。

 

 

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